外資系企業に転職した場合のメリットとして、筆頭に挙げられるのが「高収入を得られる」という点です。外資系企業の目線で見れば、海外で、本国以外のスタッフを集めて、会社を経営することになります。文化や言語がまるで異なる国で会社を経営することは、自国で会社を経営するより難しく、経営者の不安が大きいかもしれません。そのため会社を成功させるためには、現地の優秀なスタッフを集める必要があると考えます。
そこで日本の企業に負けない優秀な人材を集めるために、社員に高収入を約束します。高収入であることは、転職を考えている人や就活中の人にとって魅力的だからです。外資系企業が、競合する日本企業よりも高めの給料を設定しているのは、このような理由があるためです。
ダイバーシティという言葉が日本国内の企業に浸透し始めています。単一民族で作られた日本でも、多様性の大切さが叫ばれ始めています。とはいえ、会社の同僚に日本人以外いない、いても一人か二人という企業は少なくありません。
一方で外資系企業には、たくさんの国の人々が働いています。そもそも欧米の国は多様性のある民族が暮らしているため、複数の国の人々が入り交じって働くことが当たり前だと感じています。外資系企業に転職すれば、各国出身の同僚を持つことができます。英語圏、スペイン語圏、アジア圏の人々と触れ合うことができるでしょう。同僚の背景にある国の文化や考えを、仕事を通じて理解できるようになります。日本人の同僚からは決して受けることのない新しい刺激を得られるはずです。